映画『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』を観ました。

映画『フロリダ・プロジェクト真夏の魔法』を観ました。
in UPlink渋谷
映画『万引き家族』と同様のメッセージを感じました。

法の外に生きる人々を正当化したいわけではありません。

思うのは、たとえば、

実の親だからぜったい親として『ふさわしい』とも言えません。
では、母親(または父親)として『ふさわしくない』からと、
子どもを引き離し、施設に入れたとして、
それでOKというわけでもありません。
だって施設での虐待だって珍しくはないのですから。

しかし、ところで、
『ふさわしい母親(父親)』とはどこにいるのでしょう?
『ふさわしい家庭』とはどこにあるのでしょう?
『ふさわしさ』は、誰が何をもって決めたのでしょう?

そもそも、『ふさわしい』とはどういうことを言うのでしょうね。

「自分達は親としてふさわしい」などと言えるヒトがいたとしたら、
そういうヒトを私は信用できない気がします。

私などは、周りに奇跡と思えるほどに素晴らしい助けが、
その時々に現れてくれたから、
経済的にも、どうしてだか、なんとかなってきたから、
それでもって、どうにかこうにか、育てて来れただけです。

「愛しい」が止められない奇跡、
「育てたい」意欲が湧いた奇跡、
素晴らしいサポートが現れてくれた奇跡、
奇跡の連続のおかげであることを痛感します。

ある時、

「一度も我が子を叩く必要を感じたことがなかった」と話したら、
「それは、よほど、できのいい子だったか、
あるいは、あなた自身が、よほど大事に育てられたのだ」
と言った人がいました。

子どもを一度も叩いたことがないということが、
そんなに珍しいことなのかと、逆に驚きましたが、
それもこれも、考えれば考えるほどに、
ただただ、あらゆる意味で恵まれただけなのだと、
認識せざるを得ないのです。

もしも、

この映画の母親に、仕事を与え、安心して育てられる環境を、
経済的支援を与えられたならどうだったのでしょう?
子育てをサポートする誰かがいたならどうだったでしょう?
あたたかい支援があったなら、、、

とそんなことを思いました。
それはそうと、ムーニー役の少女の演技が素晴らしい!

東京は暑くなりそうです!
みなさま、水分補給ですよ〜。♬
本日もごきげんよう〜。

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